KY Book
KY Book 第1回 セルフチェック(STAR)
実行に移る前に意識を集中し考えるために、「作業の開始時」「休憩の後」「現場の状態が変化したとき(雨、風、雪、気温など)」「作業の終了時」には、セルフチェック(STAR)を行いましょう。
KY Book 第2回 ダブルチェック
知識のある確認者がチェックを行うことで、セルフチェックでは感じなかった危険に気づくことがあります。重要なステップを実行する前には、ダブルチェックを行いましょう。
KY Book 第3回 TBM( Tool Box Meeting )
作業を開始する前に、関係する作業員全員で
- ●手順書が最新版であること
- ●重要なステップ
- ●エラー防止に必要なヒューマンエラー防止ツール
- ●作業員の資格
- ●必要な安全装そう備び品・ツール・部品・工具類えいきょう
- ●作業に影響する可能性のある進行中のタスク
などについて 確 認 し、作業を正しく実行する準備をしましょう。
KY Book 第4回 CBA( Check Before Action )
作業開始前に現況を
認知
し、
トラブルや災害につながらないようチェックしましょう
- ●そのエリアにどのような保護された設備があるか、そこに立ち入ってもよいか
- ●そのエリアにどのような 危険 があるか
- ●どのようにトラブル、災害を防止できるか
- ●適切な安全 装備 品をすべて着用しているか
- ●ほかに何かおかしな点はないか
KY Book 第5回 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
5Sがなされていれば、自然と安全な 職場環境 が整い、意識の向上にもつながります。1〜5の順序で、やると決めたら一気に、根気を持って続けましょう。
KY Book 第6回 指差呼称
操作時など、要所要所で指差呼称をすることで意識レベルが向上し、確認の精度が向上します。 焦っているときなど意識が過剰な状態でも、立ち止まることで気を静めることができます。しっかりと声に出して行いましょう。
KY Book 第7回 3wayコミュニケーション
送信者が受信者に指示を与える際には、お互いに正しく情報を共有するため、3wayコミュニケーションを行いましょう。
※way:方法
KY Book 第8回 注意喚起標示
危険予知の観点から、機器、警報、設備などへ注意喚起標示をしましょう。
- ●標示したい設備などをセルフチェック、ダブルチェックを用いて特定する
- ●対象の設備にしっかりと標示を設置する
- ●隣接する設備を除外するように設置する
- ●作業が完了し、必要がなければ取り外す
KY Book 第9回 作業後TBM(Tool Box Meeting)
作業が完了した後や、作業中に予想外の状態に陥ったときには以下を確認し、今後のタスクのパフォーマンスを向上させましょう。
- ●適切にフィードバックできる時間を取る
- ●タスクの、良好に機能していること(プラス面)と、改善の余地(マイナス面)を特定する
- ●実際に起こったことと、計画されていたことを比較する
- ●必要に応じて不適合報告書を起票し、改善の機会とする
KY Book 第10回 問いかける姿勢(Tool Box Meeting)
不確実さや疑念があるとき、予想外の状態に直面するとき、エラーと判断されるときには、一度立ち止まり、右記を実行しましょう。