2015年12月22日
アンケート調査結果をもとに、労働環境の改善と充実に努めます
労働環境についてのアンケートへのご協力ありがとうございました。およそ9割のみなさまにご回答いただきました。「大型休憩所や食堂の運用開始」「現場の線量率がその場でわかる線量率モニターの設置」などには、8割以上のみなさまに高い評価をいただきました。
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「構外駐車場の少なさ」「休憩所の狭さ」について対応を予定しています
- 2016年2月までに駐車場を約200台分増やします
- 構外に約1000名が入れる仮設の休憩所を新しく設置する予定です
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「作業後にシャワーを浴びたい」というご要望に対応します
- 2016年4月の完成を目指して、大型休憩所3階にシャワーを設置します
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被ばくへの不安をさらに軽減いたします
- 「線量率モニター」を、現在の20台から70台に増やす予定です
1F構内では、使用済みの保護衣などが大量に保管されていますが、これを安全に焼却する施設「雑固体廃棄物焼却設備」が完成しました。11月25日から試験がはじまり、今年度中に実際の運用がはじまる予定です。
- 1号機建屋について
- 順調にカバーの解体工事が進んでいます。11月9日には、鉄骨などを取り除くときにほこりなどが飛び散るのを防ぐため、事前に飛散防止剤をまきました。19日にはコンクリートのかけらなどの小さながれきを吸引しています。
- 2号機について
- 原子炉建屋については、2号機建屋の解体方針が決まりました。2号機建屋は水素爆発が起きなかったために、オペレーティングフロア上部がそのまま残っています。そのため、燃料を取り出すには、その一部だけを解体すればよいか、全体を解体すべきかなどで検討が続いておりました。そして、どうすれば安全に作業を進められるか、まわりへの影響は少ないか、作業員さんたちへの被ばくは少ないかなどを考えた結果、オペレーティングフロア全体を解体することに決定しました。実際の解体工事は、今年度末からはじまる予定です。
- 3号機について
- 3号機では、燃料取り出しに向けて、残されたがれきを取り除く作業が11月21日に終わりました。建屋の線量を抑える方法については、10月20~21日にスペクトル測定をした結果、今後は除染よりも遮へいに重点を置いて作業を進めることになりました。それと並行して、遠隔操作による燃料取り出しの訓練を行っています。また、11月26~27日には、スマートフォンを使用した小型ロボットを用いて、原子炉格納容器機器のハッチを調査して、変形や漏れがないかを確認しました。