2016年2月2日
2015年の作業災害が前年より半数ちかく減少、今年も防止に努めます
◇一般作業服で働くことができる場所(エリア)が広がりました
昨年12月から、雑固体廃棄物焼却施設周辺が一般作業服エリアとなり、免震重要棟、各企業棟周辺でも拡張しました。これによって、入退域管理施設から企業棟のまわりにある各休憩所まで、一般作業服で移動できるようになりました。
11月末までに作業災害は31件発生。前年の同じ期間(55件)にくらべて44%減り、作業員のみなさんによる改善のための取り組みの成果が現れてきています。今後とも作業災害を防ぐとともに、みなさんに安心して作業していただくことが出来るよう環境整備を進めていきますので、ご協力をお願いします。
重大災害を防ぐための取り組み
- ●「模範KY実施方法ビデオ」
- ヒヤリハットや災害を防ぐための提案、作業管理のためのマニュアル作成に加え、「模範KY実施方法ビデオ」の配布を行いました。ぜひ一度ご覧ください。
- ●3月末までに全作業員が災害防止訓練(危険体感訓練)を受講
- 1F構内での作業災害ゼロを実現できるよう、3月末までに訓練の受講をお願いします。
◇2号機について
原子炉格納容器の内部調査に向けて、格納容器貫通部周辺の除染を続けています。除染の結果を確認したうえで内部調査を行う予定です。
◇3号機について
- ・原子炉建屋への高所用除染装置の導入
- 原子炉建屋1階は、高所用除染装置で除染を行う予定です。原子炉建屋内で装置の性能確認をしております。
- ・原子炉格納容器内の温度計・水位計を設置
- 事故前から使っていた計器に代わり、温度計・水位計を新たに設置しました。これにより、1~3号機の原子炉格納容器すべてにおいて、同じ方法で温度・水位の監視ができるようになりました。設置した温度計・水位計は健全性を確認したうえで監視に使用してまいります。
- ・使用済燃料プール内調査結果
- 使用済燃料プール内の大型ガレキの撤去を受けて、使用済燃料プール内の調査をしました。その結果、確認ができる範囲では、これまでに確認された6体のハンドル変形以外に異常は見受けられませんでした。今後は、燃料取り出しに向けた準備を進めます。
◇4号機について
海水配管トレンチが放水路を乗り越える部分について、汚染水の水抜きと充填が完了しました。これにより、汚染水があった2~4号機の海水配管トレンチ内の約1万トンの汚染水を、すべて取り除くことができました。
詳細は下記URLよりご覧ください。
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/roadmap/index-j.html