2016年5月1日
シャワー室が設置されました
作業員のみなさまのさらに働きやすい環境を整えるため、大型休憩所3階にシャワー室を設置しました。ぜひご利用ください。
また、4月10日に開かれた「福島第一廃炉国際フォーラム」において、1Fで働く4つの作業チームに、内閣総理大臣、経済産業大臣、経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長)名の感謝状が贈られました。
2013年に準備工事をはじめた陸側遮水壁は、本年3月31日から凍結を開始。汚染水対策に大きな効果が期待されます。一方、1F構内では、今後も固体廃棄物が増えることが予想されるため、量を減らしたり、保管をするための施設の建設計画を定めました。
シャワー室のご利用時間
大型休憩所3階に設置されたシャワーは、全部で30台。9~16時の間に利用できます。
- タオル、石鹸、シャンプーなどはご持参ください
感謝状を授与された作業チーム
廃炉作業において大きな功績をあげたとして、「2、3号機海水配管トレンチ内部閉塞工事・4号機海水配管トレンチ内部閉塞工事」の作業チームに内閣総理大臣から、「原子炉格納容器内部調査技術の開発」の作業チームに経済産業大臣から、「港湾内海底土被覆工事」と「1~4号機H1,H2エリアタンク基礎他設置工事並びに関連除却工事」の両作業チームに経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長)から感謝状が贈られました。
陸側遮水壁の凍結を始める
1~4号機建屋を取り囲むようにして設置された陸側遮水壁のうち、海側全体と山側の一部の凍結を3月31日から始めました。今後は、汚染水のデータをチェックしながら、山側の残る部分の凍結を進めていきます。
敷地の舗装工事について
路面における線量を減らすとともに、雨水がしみこむことを防ぐため、広い範囲で舗装工事(フェーシング)に取り組んできました。3月までに、1~4号機建屋のまわりを除き、予定の9割の舗装を終えました。
固体廃棄物の保管について
廃材、廃コンクリートなど、今後10年間に発生する固体廃棄物は、約74万立方メートルもの量になると予測されます。そこで、固体廃棄物を乾燥・焼却・切断などを行って、容積を減らしたうえで保管する施設をつくる計画を定めました。
計画されている施設は、増設雑固体廃棄物焼却設備(および焼却炉前処理設備)、減容処理設備、増設固体廃棄物貯蔵庫、大型保管庫などです。
1号機について
- タービン建屋の循環注水ラインからの切り離し確認
前回お知らせした「タービン建屋の循環注水ラインからの切り離し」が、問題なく行われたことを3月16日に確認しました。これにより、原子炉建屋にたまった汚染水が、タービン建屋に流れ込まなくなります。
2号機について
- 周辺の路盤の整備について
現在、原子炉建屋のまわりに残る不要なものを壊す作業が続いていますが、それが終わると、次に路盤を整備する工事が始まります。西側エリアは大型クレーンが通行できるようになります。 - 原子炉内に残る燃料の調査を始める
原子炉内の燃料デブリの量と位置を調べるため、3月22日からミュオンと呼ばれる素粒子を使った測定を始めました。これは1号機と同様の方法です。調査結果は燃料デブリ取り出しに役立てます。
3号機について
- 原子炉建屋オペレーティングフロアの状況
オペレーティングフロアの除染作業は、新燃料貯蔵庫エリアを除いて、3月7日に終わりました。今後は、鉄板や鉛毛マットの遮へい体を取り付けていきます。