2016年8月10日
みなさんのご意見をうかがい、さらなる労働環境改善を目指します
昨年度実施した第6回アンケートにおいて、労働条件などにご質問がありました。調査を行った結果、現段階では適切に扱われていたことを確認しました。
また、燃料取り出しに向けて、1号機では散水設備の取り付けが完了。2号機では原子炉建屋内での準備作業に備えて、壁に資材の出入り口を設ける工事の申請を行いました。
(A)労働環境の改善について
- アンケートに基づく労働条件の調査
今後もアンケートや講習会などを通じて、作業員のみなさんの労働条件を確保するとともに、やりがいが感じられる職場づくりに努めます。 - 出張相談窓口の設置
気軽に健康相談ができる厚生労働省の出張相談窓口を、7月8日から毎週1回、入退域管理棟やJヴィレッジに設置しています。 - 新事務本館の運用開始時期
新事務本館は8月末に完成する予定でしたが、安全のための重機総点検や、雨・雪などの天候不順によって工事が長引いたため、運用開始は10月上旬に変更になりました。
(B)1号機
- 原子炉建屋カバー内の散水設備
原子炉建屋カバーを取り外す際に、チリやホコリが飛び散ることを防ぐための散水設備を取り付けていましたが、6月14日に設置が完了し、水をまく試験を行っています。
(C)2号機
- 原子炉建屋西側の壁へ開口設置計画
原子炉建屋上部の解体に先立ち、資材の出入り口を建屋西側の壁に設ける計画について、6月7日に申請しました。
(D)1、2号機排気筒下部のたまり水対策
2015年4月のリスク総点検で、1、2号機排気筒下あたりの線量が高いことが分かりました。そのため、遠隔操作ロボットなどを用いて調査と排水設備の取り付けを行います。7月下旬から準備作業を始める予定です。
(E)構内の停電について
6月28日、1F構内の配電線が停電したため、一部の設備が停止しました。汚染水の処理、陸側遮水壁の凍結などには、すみやかに送電が再開されて、大きな影響はありませんでした。今後、このようなことのないよう、信頼性を高めるための対策を講じていきます。