1～3号機復水器からの水抜きを完了しました。

2018年1月18日

　1～3号機の復水器＊には、放射能濃度の高い事故当時の建屋滞留水を貯留していましたが、最後に残った3号機復水器からの水抜き作業を12月15日に完了しました。

　引き続き、2020年内の建屋滞留水処理完了に向けて、作業を進めます。

＊復水器：蒸気タービンをまわすために使用した蒸気を、冷却水との熱交換によって冷却凝縮し、水に戻すための装置

　3号機に燃料取り出し用のカバーを設置する作業を進めています。12月12日に8個設置する内の8番目（最西側）のドーム屋根を搭載し、20日に設置を完了しました。

　2018年度中頃の燃料取り出しに向けて、引き続き準備を進めます。

　1,2号機排気筒は、破断・変形が確認されたことから、年に1回、点検を実施しています。

　10月～11月に地上からの写真撮影とドローンによる撮影を実施しました。

　点検の結果、これまで確認されている9箇所の変形・破断箇所以外に新たな損傷等がないことが確認できました。

　今後も継続的に点検を行い、排気筒の健全性を確認するとともに、2018年度下期から解体工事に着手することを計画しています。