2017年7月24日
3号機の燃料取り出し用カバー(ドーム型の屋根)を1Fに運びました。
◇3号機の燃料取り出し用カバー(ドーム型の屋根)を1Fに運びました。
1Fに小名浜から船を使って、ドーム型の屋根の1/8を運びました。
この屋根は、四角い屋根に比べて強度を保ったまま鐵骨を少なくし、軽くする工夫がされています。
設置は、2017年8月頃にはじめる予定です。これまでの小名浜での組立訓練の経験を活かし、作業時間を少なくして、被ばく線量を減らします。
◇3号機原子炉格納容器(PCV)の内部調査
遠隔で水中を進む調査ロボットを使って、原子炉圧力容器を支える基礎(ペデスタル)の中の調査を行う予定です。
内部に燃料デブリが存在する可能性のあるペデスタル地下階の確認や次回調査装置への設計開発に繋げる情報を集めることを目的にしています。
◇原子炉格納容器止水実規模試験について
JAEA楢葉遠隔技術開発センターにおいて、実物大の模型でPCVの一部を作り、圧力抑制室の中にコンクリートを充填して、水の流出を防ぐ方法の確認試験を行いました。遠隔作業で問題無く実施できることを確認しました。今後も更なる研究開発を進めます。