2018年3月12日
3号機燃料取り出し用カバーの設置が完了しました。
◇3号機燃料取り出し用カバーの設置完了
3号機燃料取り出し用カバーのドーム屋根の設置作業を、2月23日に完了しました。
今後、燃料取扱機などの試運転、実機による訓練を行います。また、訓練と並行して燃料プール内にあるガレキ撤去作業を進めます。
引き続き、2018年度中頃からの燃料取り出しに向けて、安全を最優先に作業を進めていきます。
◇陸側遮水壁などによる汚染水対策の効果
陸側遮水壁は、ほぼすべての範囲で地中温度が0℃を下回ると共に、山側では4~5mの内外水位差が形成されていることから、深部の一部を除き完成していると考えています。
陸側遮水壁の閉合に伴い、「雨水・地下水に起因する汚染水発生量」は閉合後110㎥/日となり、閉合前の1/4程度までに低減しています。
この結果から、陸側遮水壁が効果を発揮し、サブドレン・フェーシングなどとの重層的な汚染水対策により地下水位を安定的に制御し、建屋に地下水を近づけない水位管理システムが構築されたものと考えています。
◇ドローンによる線量調査
線量計とカメラを搭載したドローンを用いて、3号機原子炉建屋の2・3階の調査を2月27日に実施しました。
得られた線量データなどの結果は、今後の廃炉作業に活用する予定です。
引き続き、廃炉作業でのドローン活用に向けて検討していきます。