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いちえふのいま

2018年6月21日

1号機燃料取り出しの対応状況

 1号機使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けて、オペレーティングフロア上の北側からガレキ撤去作業を進めています。

 使用済燃料プールがあるオペレーティングフロア南側エリア周辺では崩落した屋根等のガレキが積み重なつており、作業に伴いプール内ヘガレキが落下し燃料等を損傷させることがないよう、 5月10日にプールの保護等に向けた準備作業を開始しました。

 現在、ダスト発生を抑えることに配慮した装置や工法を用いて、プール保護作業の支障となる物の撤去作業を進めています。空気中の放射性物質の濃度に有意な変動はなく、周辺環境への影響はないことを確認しています。

 今後、作業状況を監視するためのカメラ等を設置した上で、外周鉄骨(Xブレ一ス)の撤去を実施する予定です。引き続き、安全を最優先に作業を進めます。

※点検や燃料の交換等を行う原子炉建屋の叢上階

◇2号機原子炉建屋西側開口設置作業の状況と今後の予定

 2号機使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けた準備の一環として、オペレ一ティングフロア内の状況把握等を目的とした調査作業を計画しています。

 調査にあたり、オペレーティングフロア内ヘアクセスするための開口を設置するため、遠隔無人重機による壁解体作業を5月28日から開始しました。ダスト飛散抑制対策を実施した上で作業を進めており、空気中の放射性物質の濃度に有意な変動はなく、周辺環境への影響はないことを確認しています。

 今後、開口を設置し、6月下旬から遠隔無人ロボットに搭載したカメラを用いてオペレーティングフロア内の線量測定や画像取得を行います。また、調査で得られた結果を作業計画 ・ 工程に反映し、燃料取り出しに向けた検討を進めます。


◇3号機燃料取り出しに向けた対応状況

 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けて、燃料取扱設備の試運転を3月15日に開始しましたが、取り出した燃料を収納した構内用輸送容器等をオペレーティングフロアから地上に運ぶクレ一ンの制御盤で不具合が確認されました。

 現在、原因調査を進めるとともに、クレ一ンを 除く機器の試運転を進めています。

 今後、不具合の原因を特定し、安全のために必要な対策を整理した上で工程を精査します。

※機械を制御.操作するための各種電気機器を納めた箱。機器を一箇所でまとめて操作できるように制御すること、熱やほこり、湿気から制御機器を守ることが制御盤の役割。

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