1 FOR ALL JAPAN 廃炉のいま、あした

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いちえふのいま

2020年11月30日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

◇ 【1号機】使用済燃料プールからの燃料取り出し作業に向けて~燃料取扱機の支保設置完了~
これまで

使用済燃料プール(以下、SFP)上にある原子炉建屋南側崩落屋根等ガレキの撤去にあたり、SFPへのガレキ落下防止・緩和対策として、SFPゲート※1カバー、SFP養生バッグ※2、燃料取扱機支保※3、天井クレーン支保の設置を行います。

このうち、3月18日にSFPゲートカバー(下図①)、6月18日にSFP養生バッグ(下図②)の設置が完了しました。

  • ※1 SFPゲート:SFPと原子炉格納容器上部の間に設けられた仕切り板
  • ※2 養生バッグ:SFP水面を覆う形で設置する、空気とモルタルを充填したもの
  • ※3 支保:燃料取扱機を支える梁などの部材
「増設ALPS建屋」外観 増設ALPS
今回
  

オペレーティングフロア※4にある屋根鉄骨・小ガレキ等の撤去により、天井クレーン・燃料取扱機の位置ずれや荷重バランスが変動し、天井クレーン・燃料取扱機落下に伴うダスト飛散のリスク及び燃料等の健全性に影響を与えるリスクを低減するため、燃料取扱機を支える支保(上図③)を設置しました。

処理水を保管しているタンク群

9月15日から支保の設置準備をし、10月23日に設置完了しました。

  • ※4 オペレーティングフロア:点検や燃料の交換等を行う原子炉建屋の最上階
これから

天井クレーン支保(上図④)設置に向けて、降雨、強風等の天候を見ながら、11月中に設置作業を完了する予定です。実施にあたっては、事前のトレーニング等で万全な体制を整え、オペレーティングフロアのダストモニタでダスト濃度を確認しながら、周辺環境に影響を与えぬよう、工程ありきではなく、安全を最優先に慎重に進めていきます。

◇ 地域の皆さまへのご案内
  

地域の皆さまを対象に、廃炉資料館の見学、福島第一原子力発電所構内の視察、質疑応答・座談会を開催しています。ひとりでも多くの方に参加していただきたいと思い、前回ご案内した以降、追加で開催することを決定しました。ぜひこの機会に福島第一原子力発電所廃炉の最新状況を直接ご覧いただき、皆さまの廃炉に関する疑問やご意見をお聞かせください。

処理水を保管しているタンク群
  • 開催日程(募集人数:各日とも20名)
    • 第3回 2021年 1月16日(土)12:30~16:50 ※締切2020年12月16日(水)
    • 追加回 2021年 2月6日(土)12:30~16:50 ※締切2021年1月 8日(金)
    • 第4回 2021年 3月13日(土)12:30~16:50 ※締切2021年2月12日(金)
  • 申し込み条件(以下の基準を全て満たす方が対象となります。)
    1. 18歳以上の方。
    2. 2011年3月11日時点で、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村、いわき市にお住まいだった方、または現在お住まいの方。(上記市町村に勤務している方、2011年3月11日より以前にお住まいだった方は個別にご相談ください。)
    3. 東京電力廃炉資料館(双葉郡富岡町大字小浜字中央378)に現地集合できる方。
  • 参加申し込み・お問い合わせ先
    • 参加をご希望の方に申し込み資料を送付しますので、東京電力とともに皆さまをご案内する東双不動産までお問い合わせください。
      東京電力廃炉資料館内 東双不動産管理株式会社
      事業運営部 視察運営グループ(松永、根本)
        〒979-1111 双葉郡富岡町大字小浜字中央378
        Tel: 080-5555-7988 / Fax: 0240-30-1140
        e-mail: 1Fshisatsuchousei@tepco.co.jp
    • ※本視察・座談会には、メディアの取材が入る可能性がありますので、あらかじめご了承願います。
       メディアの取材が入る場合には、お申し込みされた方に、事前にご連絡いたします。

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