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いちえふのいま

2022年3月16日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況(3月)

今回は、「1号機原子炉格納容器内部調査」についてお伝えします。

◇ 1号機原子炉格納容器内部へ水中ロボットを投入
原子炉格納容器の内部調査

1号機では、これまでに実施した原子炉格納容器内部調査により、原子炉格納容器内最下部に堆積物がある等の情報を取得しました。
今後、この堆積物を回収する手段、設備や手順を検討するために、今回の調査では、原子炉格納容器内最下部に6種類の水中ロボット(ROV※1)を投入し、堆積物の状況や性状等の情報収集を目指します。

  • ※1 遠隔操作無人探査機
これまで

今回の原子炉格納容器内部調査で使用するROVの投入経路にある支障物の撤去を行いました。
また、実際の調査に向けて、工場にてROVの動作確認を実施しました。

今回

ROVが調査中に、ケーブルが原子炉格納容器内部の機器や配管等に絡まり、動かなくなることを防ぐため、ROV-A(下図)を投入し、2月8~9日に原子炉格納容器の内側の壁面4箇所にROVのケーブルを通すための「ガイドリング」を設置しました。
またその際、塊状などの堆積物が確認されました。

ROV-A(ガイドリング取付用)
原子炉格納容器内の様子
これから

3Dマッピングや堆積物厚さ測定、核種分析などの機能をもつROVを順次投入し、原子炉格納容器内の堆積物の詳細な調査を行います。ROV-A投入の知見を活かし、今後の堆積物回収に向けた検討に資する情報を得られるよう、慎重に準備を行い、安全最優先で進めてまいります。

ROV-A2(詳細目視調査用) ROV-B/C/D/E (各調査用)
原水中ROV投入順序

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