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いちえふのいま

2023年1月17日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況(1月)

今回は、「福島第一原子力発電所 多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の取扱いに関する海域モニタリングの状況」をお知らせします。

◇ ALPS処理水の取扱いに関する海域モニタリングを強化しています

福島第一原子力発電所における海域モニタリングは、政府の総合モニタリング計画に基づき、国・県・当社等が連携して実施しています。

ALPS処理水の取扱いに関する政府の基本方針に従い、トリチウムを中心とした海水への放射性物質の拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、海水(港湾外)、魚類、海藻類の測定箇所や測定頻度を増やす等、モニタリングを強化し(2022年4月20日から試料採取を開始)、その結果を当社ホームページで公表しています。

モニタリングは沿岸20km圏外においても実施しています。

海域モニタリングの結果は当社ホームページ内「処理水ポータルサイト」で公表しています。
海域モニタリング結果の状況
  • 現在、福島第一原子力発電所からサブドレン・地下水ドレンの処理済水、地下水バイパス水、構内排水路の水を排水していますが、セシウム137濃度やトリチウム濃度は、日本全国の海水における測定値の変動範囲内で推移しております。
  • 引き続き、モニタリング結果を蓄積し、今後ALPS処理水の海洋放出を行う際に比較する「平常値」とします。
  • 比較した結果、平常値等の範囲を超えた場合は速やかに海洋放出を停止し、周辺海域の状況を確認します。
海域モニタリング結果の透明性・客観性を確保します
  • 政府の総合モニタリング計画のもとで行われる各実施機関のモニタリング結果と比較検討し、当社結果の妥当性を確認します。
  • 環境放射能分析について国際標準化機構(ISO)規格の認定を受けている企業に当社と同一の試料を測定していただくことで、当社の測定値を客観的に確認できる仕組みの構築に取り組んでおります。

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