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いちえふのいま

2023年9月20日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

ALPS処理水の海洋放出について

本年8月22日の関係閣僚等会議における政府のALPS処理水の海洋放出開始に係る決定を受け東京電力は、実施計画に基づき、8月24日より放出を開始しました。
放出に当たっては、多核種除去設備(ALPS)※1にて、トリチウム以外の放射性物質を国の規制基準未満に取り除いたのちトリチウムの規制基準を満たすよう海水で希釈して放出します。

  • ※1 汚染水からトリチウム以外の大部分の放射性物質を取り除くことができる浄化設備。
放出実績と海域モニタリングの測定結果
  • ※2 海洋放出開始(8月24日)以降、毎日、海水配管から試料採取を行いトリチウム濃度を測定しています。四角内の数値は9月7日測定のトリチウム濃度です。
  • ※3 世界保健機関

当社の運用指標(放出停止判断レベル「700ベクレル/㍑」・調査レベル「350ベクレル/㍑」)より低い値であり計画どおり安全に放出できていることを確認しています。
また、8月24日以降、「環境省」「福島県」の海域モニタリングのトリチウム迅速測定結果は、すべて検出限界値未満となっています。
「水産庁」における水産物(ヒラメなど)のトリチウム迅速測定でも、すべて検出限界値未満の結果です。

2023年度の放出計画について

放出計画については、「トリチウム濃度の低いものから順次放出」することとしています。
2023年度は4回の放出を計画しており、トリチウム総量「約5兆ベクレル」放出を計画しています。

「第1回放出:K4エリアB群タンク」からのALPS処理水の移送は9月10日までを予定しています。
9月11日「ALPS処理水移送ライン内にある残水」を「ろ過水」で押し流し、その完了をもって、第1回の海洋放出は終了となる予定です。

  • ※ 2023年7月1日時点までの減衰を考慮した、当該タンク群における平均の評価値(トリチウム濃度、トリチウム総量)。
海洋放出に関するデータ公開について

処理水ポータルサイト」ではALPS処理水の海洋放出における各設備での状況についてひとつにとりまとめたページ「ALPS処理水 海洋放出の状況」を公開しています。

処理水ポータルサイト

https://www.tepco.co.jp/decommission
/progress/watertreatment/

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