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いちえふのいま

2023年10月17日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

ALPS処理水の第1回目放出完了について

2023年8月24日から「測定・確認用設備のタンクB群」のALPS処理水の海洋放出を開始しました。
海水中のトリチウムについて東京電力が毎日実施する迅速な分析の結果等から、計画どおりに放出が基準を満たして安全に行われていることを確認しながら、9月11日第1回の海洋放出は完了しました。

第1回の放出後、「ALPS処理水の希釈・放出設備全体の外観確認等」の様々な点検を実施し、異常が無いことを確認しています。
右の写真は、放出後の上流水槽内部の状況です。内面の防水塗装に亀裂はなく水槽として防水機能が維持できていることを確認しました。

第2回 ALPS処理水の海洋放出について

第2回の放出として、本年10月5日より「測定・確認用設備のタンクC群」のALPS処理水「総量:約7,800m3」の放出を開始しました。放出期間は約17日間の予定です。
放出前の「タンクC群」の測定・分析結果では、「トリチウム以外の放射性物質の濃度」は放出に際しての「国の規制基準:告示濃度比総和1未満※1」を下回っていることを確認しています。
また、「海水で希釈したALPS処理水」は、「当社の放出基準:トリチウム濃度 1500ベクレル/リットル」を下回るように希釈して放出します。

  • ※1:国は法令(東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関して必要な事項を定める告示)で、放射性物質を環境へ放出する場合の核種毎の放射能濃度の上限(告示濃度限度)を定めています。複数の放射性物質を放出する場合は、核種毎に告示濃度限度が異なることから、それぞれの告示濃度限度に対する比率を計算し、その合計値を「告示濃度比総和」と呼んでいます。
  • ※2:原子力施設の放水口から出る水を、毎日、その濃度で約2リットル飲み続けた場合、一年間で1ミリシーベルトの被ばくとなる濃度から定められた基準
  • ※3:「トリチウム濃度:14万ベクレル/㍑」のALPS処理水を海水で約740倍に希釈することを想定したトリチウム濃度
海洋放出に関するデータ公開について

処理水ポータルサイト」ではALPS処理水の海洋放出における各設備での状況について、ひとつにとりまとめたページで「ALPS処理水 海洋放出の状況」を公開しています。

処理水ポータルサイト

https://www.tepco.co.jp/decommission
/progress/watertreatment/

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