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いちえふのいま

2024年3月25日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

1号機 原子炉格納容器 内部調査について

1号機 原子炉格納容器内部調査については、燃料デブリの状態を確認するため、これまで 原子炉格納容器内部の地下階フロアの水中部等の調査を実施してきました。
今後は、燃料デブリ取り出しに向けて、地下階フロアの情報だけではなく、原子炉格納容器全体の状況を把握する必要があります。そのため、原子炉格納容器内の1階フロア調査を中心とした、気中部調査を実施します

気中部調査の概要
  • ※1 原子炉格納容器を下部から支える、配筋をコンクリートで覆った円筒状の構造物です。
  • ※2 運転時は、点検等で原子炉格納容器内に作業員が出入りするための出入り口でした。
気中部調査の実施状況について(速報)

2024年 1月下旬から調査に向けた事前準備を開始し、2月28日に2基の小型ドローンにより、ペデスタル外側の気中部調査を実施しましたので、速報をお知らせいたします。

調査の状況
  • ※1 制御棒駆動機構。原子炉手動制御系からの信号により、制御棒(CR)を引き抜いたり挿入したりする設備です。
  • ※2 制御棒駆動機構を収めている原子炉圧力容器と一体になった構造物です。
  • ※3 原子炉格納容器内で撮影した映像は、放射線の影響によりちらつき、湿度(霧)の影響により白く靄が発生しています。
環境への配慮

シールボックス(模擬試験)

X-2ペネ外扉概要図

気中部調査の実施にあたっては、原子炉格納容器内の気体が外部に漏れ出て、作業および周辺環境へ影響を与えないように、 事前に「シールボックス」(放射性物質の漏えいを防止する装置)を X-2ペネに設置し、調査を実施しております。

周辺環境への影響について

今回の気中部調査の前後で、敷地境界含む構内のモニタリングポスト / ダストモニタ のデータに有意な変動はなく、周辺環境への放射線影響は発生していません。 データについては、当社ホームページにて公表中です。

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