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いちえふのいま

2025年2月18日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

◇ 2025年度ALPS処理水海洋放出の放出計画(素案)について

ALPS処理水の海洋放出は、原則としてトリチウム濃度の低いものから順次放出することとしています。放出計画の策定に際しては、本原則を踏まえつつ、廃炉に必要な施設の敷地確保や今後のタンクの運用等も考慮して計画しています。2025年度放出計画素案を策定しましたのでお知らせします。

  • 翌年度の放出計画は計画を確定させる前に、福島県をはじめとした関係者の皆さまへ説明を行います。そのため現時点では、素案として放出計画を公表しています。
2025年度 放出計画(素案)
2025年度 放出計画の表
  • 移送後の移送量(実績)の増減により、移送元タンクの移送順序は変わりませんが、放出回は前倒しもしくは後ろ倒しとなる可能性があります。
  • 2025年度に放出する処理水は、再浄化処理(二次処理)の必要がない、環境へ放出する基準を満たしている処理水です。
  • 放射性物質の放射線を出す能力は、時間が経つにつれて弱まります(減衰)。各放出回のトリチウム濃度は、2025年4月1日時点までのトリチウムの減衰を考慮したタンク群平均の評価値です。
  • K3エリアA/B群は、2023年度および2024年度に移送・放出により空になったところへ、再度新たにALPS処理水の受け入れを実施済みです。
  • ALPS処理水希釈放出設備の維持管理を目的に測定・確認用タンクの本格点検を計画しており、2025年度はC群・2026年度はA群の本格点検を計画しています。(B郡は2024年度に実施)

現在、福島県をはじめとした関係者の皆さまに素案の説明を行っています。今後、皆さまからいただいたご意見を踏まえ、2025年度の放出計画を確定し、改めて2024年度末に公表します

◇ ALPS処理水希釈放出設備の点検状況について

ALPS処理水の海洋放出は長期にわたる取り組みです。設備の点検を計画的に行い、設備の状況に応じた適切なメンテナンスを行うことで、安全で安定的な海洋放出を実施していきます
2024年度のALPS処理水希釈放出設備の点検は、2024年8月から順次実施しており、現時点において放出工程に影響を与える異常は確認されていません。各設備の点検状況を以下にお伝えします。

放出工程、測定・確認用設備、移送設備、希釈設備、放水設備

上記は、点検の一部となります。他にも主要な設備(付属設備含む)について点検を実施しています。

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