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いちえふのいま

2025年5月19日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

◇ 廃止措置等に向けた取り組み

福島第一原子力発電所では、国が定めた「中長期ロードマップ(東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ)」に基づき、廃炉作業を進めています
廃炉の実施主体である当社は、中長期ロードマップで示された目標に向けて、足元の作業を一つひとつ積み上げ、廃炉を計画的に進めています

中長期ロードマップにおけるマイルストーン

「第2期」~「第3-①期」までの期間中の進捗状況を明確化するため、進捗を分かりやすく示す目標工程です。

  • 1~3号機原子炉建屋、プロセス主建屋、高温焼却炉建屋を除く。
  • 原子炉建屋周辺工事との調整による影響を精査した結果に加え、原子炉建屋壁面の高線量箇所への安全対策が必要となったことから、1号機大型カバーは2025年夏頃に設置完了予定。
  • 水処理二次廃棄物及び再利用・再使用対象を除く。
◇ 2024年度 汚染水発生量について

2024年度は、継続的な汚染水対策に加えて、2023年度よりも降雨量が減少したことにより、約70m3/日過去最少の汚染水発生量でした。なお、平均的な降雨量で評価した場合でも約80m3/日であり、2023年度に達成した中長期ロードマップの目標である「2025年内に汚染水発生量を100m3/日以下に抑制」することを維持しています。

■1日あたりの平均汚染水発生量(m3/日)

放出工程、測定・確認用設備、移送設備、希釈設備、放水設備

建屋への雨水・地下水流入量に関して、フェーシング(舗装)や局所的な建屋止水等の取り組みをさらに進めて、2028年度までに汚染水発生量を50~70m3/日に抑制することを目指していきます

◇ 6号機 使用済燃料プールからの使用済燃料取り出し完了

6号機原子炉建屋には、1,884体の燃料(使用済燃料と新燃料)が保管されています。使用済燃料プールから1,456体使用済燃料を順次取り出し、共用プールへの輸送を進めていましたが、2025年4月16日にすべての取り出し輸送完了しました。今後、新燃料の取り扱いについても検討を進めていきます。

放出工程、測定・確認用設備、移送設備、希釈設備、放水設備

1・2・5号機にある使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けた準備や作業全体の最適化を進め、目標にある「2031年内に、1~6号機の使用済燃料プールからすべての燃料取り出し完了」に向けて、安全かつ着実作業を進めていきます

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