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いちえふのいま

2025年8月26日

福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況

◇ 3号機 燃料デブリ取り出しに係る設計検討の概要

当社は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構が設置した燃料デブリ取り出し工法評価小委員会(以下、小委員会)の工法選定に関する提言に沿って、3号機燃料デブリ取り出しに係る設計検討を進めてきました。
今回は、先般小委員会に報告した、本格的な取り出し開始までの準備に係る工程等について、お知らせします。

3号機 燃料デブリ取り出し設計検討状況

設計検討にあたっては、原子炉格納容器内の状況や燃料デブリの性状について不確かさが大きいため、取り出し工法を設定した上で、一定の技術的根拠をもって示すことができる準備工程の検討を進めています。

  • 燃料デブリを少量回収し、組成や性状等を分析
  • 加工・回収等に係わるダスト飛散や水質変動への対策及び、保管に関するデータ拡充 等
燃料デブリ取り出し工法の概念

原子炉格納容器内へのアクセスは、上および横から行います。上/横アクセス単独、または連携して燃料デブリを取り出します。上アクセス用支持構造物※3「南北構台案」と「東西架台案」の2つの案を検討していきます。

  • カバー、セル、アクセス装置等を設置するための構造物
燃料デブリ取り出しに向けた環境整備
  • 構台は大型の構造物、架台は比較的小型の土台と、規模(サイズ)の違いを表現するために言い方を分けています。
  • 燃料デブリ取り出しに際して必要な付帯システム(主に原子炉格納容器内の気体・液体中の放射性物質を低減する設備)を格納します。
  • 東西架台案においても、廃棄物処理建屋をリスク低減の観点で解体します。
燃料デブリ取り出し開始までの工程(準備工程)

現時点での一定の想定のもと、本格的な取り出し開始までの工程(準備工程)は、「南北構台案」と「東西架台案」ともに、12~15年程度と評価※4しています。

  • 本検討結果は、更なる確認が必要な項目がある中で、想定通り進捗するとしたものです。

上アクセス用支持構造物の2つの案や、干渉する構造物の解体・撤去等の環境整備をはじめとする、更なる確認必要な項目に対しては、至近1、2年で現場検証・設計検証を進めていきます。

燃料デブリ取り出しに向けて、前例のない難易度の高い作業を安全性を大前提に進め、中長期ロードマップにおける30~40年後の廃止措置終了を目指し、福島第一原子力発電所の廃炉を貫徹していきます。

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