2026年1月21日
福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況
◇ 労働環境の改善に向けたアンケート
福島第一原子力発電所では、安心して働きやすい職場を作るために、作業に従事する全ての協力企業作業員の方に、2011年から「労働環境改善に関するアンケート」を実施しています。
アンケートでいただいたご意見やご要望は、環境改善に活かしています。
これまで実施した主な環境改善
改善事例① 協力企業棟西側の安全通路に屋根を設置
「雨で濡れないよう通路に屋根が欲しい」というご要望に対して、関係各所と調整の上雨よけと高温期の直射日光よけのため屋根を設置しました。
改善事例② 熱中症対策として休憩できる給水車を配備
1~4号機のセキュリティ施設付近には休憩施設が無く、免震重要棟に戻るまで水分補給ができず、「夏場に水が飲める休憩場所」のご要望をいただきました。それに対し検討を進め、臨時的に使用できる給水車(最大利用者数10名)を3台配備しました。
- 放射性物質による汚染の有無を確認(検査)する場所。
- 福島第一原子力発電所構内はゾーン毎に区分けされています。Yゾーン(カバーオールエリア)ではY装備、Gゾーン(一般服エリア)ではG装備、とゾーンにあった装備を着用します。
上記以外にも、道路の白線や看板設置への意見に対し安全上の対応を実施する等、安心して働きやすい職場作りに向けた、設備・インフラの整備を進めています。
第16回(2025年度)のアンケート実施について
2025年度は、8月28日~9月12日の期間でアンケートを実施しました。作業員の方が記入した回答用紙は、封筒に封緘された上、各元請企業が回収し一括して当社へ提出いただきます。今回は5,623人(5,728部配布、回収率98. 1%)から回答を頂きました。結果については、下記をご覧ください。
◇ 第16回(2025年度)アンケート結果について
全体概要として、主要な各設問で良好な評価の回答の割合が増加しました。これまで作業員の皆さまからいただいたご意見に可能な限りお応えするために、実施可能な対応方法や代替策を検討し設備や環境の改善に計画的に取り組んできたことが、今回の結果に表れたものと考えています。
トピックス① 福島第一での就労評価
トピックス② 放射線に対する不安について
76.6%の方々が放射線に対する不安が「ない」「ほとんどない」と回答され、前回より16.9ポイント増加となり、前回を除く過去5か年平均と同水準(70%台)となりました。前回のアンケートでは、2023年に発生した身体汚染に係る事例等が一因となり、本問の数値が低下した可能性が考えられました。
今回は、その後の作業点検による安全の取り組みや、専門家を講師に迎えた教育講習会による放射線の健康影響についての理解促進の取り組み等により、評価に繋がったものと考えています。
引き続き、福島第一の施設環境変化を把握するとともに、アンケート結果等、皆さまからのご意見・ご要望にしっかりと耳を傾け、労働環境改善に努め、安心して働きやすい職場作りに取り組んでいきます。
