2026年2月12日
福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況
◇ 2026年度 ALPS処理水放出計画(素案)について
2026年度の放出計画(素案)は、以下の考慮すべき事項の検討を行い、作成しています。
現在、福島県をはじめとした関係者の皆さまに素案の説明を行っており、今後、皆さまからのご意見を踏まえ、2026年度の放出計画を確定し、改めて2025年度末に公表します。
トリチウムの濃度
過去に浄化処理を行った貯留分のALPS処理水のうち、よりトリチウム濃度が低い水を放出対象とします。
日々の汚染水発生量
2024年度の汚染水発生量である一日あたり約70m3を基に計画を作成します。
処理途上水の再浄化処理(二次処理)
多核種除去設備(ALPS)等で浄化処理した水のうち、安全に関する規制基準を満たしていない処理途上水(トリチウム以外の放射性物質の濃度が告示濃度比総和※1以上の水)の再浄化処理(以下、二次処理)は、2026年度中の開始を予定しています。
二次処理した水は、当面の間、二次処理を実施した年度の放出計画には織り込まず、いったん貯留し、翌年度以降の放出候補とします。
- 放射性物質毎に法令で定める告示濃度限度に対する濃度の比率を計算し合計したもの。
放出関連設備の点検期間
ALPS処理水希釈放出設備の維持管理を目的に定期的な点検を計画しています。
運用実績を踏まえた工程の短縮
- 測定・確認用タンクへの受入は、日中のみ作業していましたが、ポンプの起動・停止やバルブ操作回数を低減させるための作業・監視体制が整ったことから、2026年度は24時間連続作業を基本とします。
- 分析では、分析結果の評価・確認プロセスの効率化等を実施します。

工程が短縮できることから、
2026年度の年間放出回数は、8回を計画しています。
敷地の利用
将来的に必要となる設備の敷地確保は、H4エリアを想定しています。今後、当該エリアのタンク解体に向けた工程の検討を進めていきます。

◇ 2026年度 ALPS処理水放出計画(素案)
2026年度の放出計画(素案)は、以下のとおりです。(2026年1月時点)
- 移送後の移送量(実績)の増減により、移送元タンクの移送順序は変わりませんが、放出回は前倒しもしくは後倒しとなる可能性があります。
- ALPSで処理し、タンク貯留後に測定した、主要7核種(セシウム-134,セシウム-137,ストロンチウム-90,ヨウ素-129,コバルト-60,アンチモン-125,ルテニウム-106)の分析値から算出した告示濃度比に炭素-14の最大値(0.11)または分析値およびその他核種の合計を0.3と推定したものを加えた、保守的な値。H1東-A,B,C、H2-Bについては主要7核種の分析値から算出した告示濃度比に、炭素-14の最大値(0.11)または分析値、およびその他核種の分析値(タンク群毎に個々のタンクから採水し、それらを混合した試料を分析した値)を加えた値です。
- タンク群平均、2026年4月1日時点までの減衰を考慮した評価値です。