1 FOR ALL JAPAN 廃炉のいま、あした

1Fを守る仲間たち

2019年4月25日

INTERVIEW 56 新しい工法で排気筒の解体に挑む

  • 使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けた取り組み
  • 汚染水対策
  • 作業・労働環境の改善に向けた取り組み
  • 燃料デブリ取り出しに向けた取り組み
  • その他の作業・取り組み

2018

2月〜

3号機使用済燃料の取り出しに向けた対応
3号機使用済燃料の取り出しに向けた対応

燃料取扱い用カバーを2018年2月に設置し、同年3月から試運転を開始しましたが、現在は燃料取扱機やクレーンの不具合などに伴う対応を行っています。今年4月の取り出し開始を目標に、安全最優先で作業を進めます。

3

凍土方式の陸側遮水壁の効果を確認
凍土方式の陸側遮水壁の効果を確認

原子炉建屋に地下水を「近づけない」ための対策として、凍土方式の陸側遮水壁を設置しました。

4

自動運転EVバス運行開始
自動運転EVバス運行開始

構内の移動しやすさ向上などのため、日本で初めて実用化した自動運転EVバス「はまかぜe」の運用を開始しました。

8

1・2号機排気筒解体に向けた対応
1・2号機排気筒解体に向けた対応

排気筒の解体に向け、解体装置のモックアップ試験を構外で実施しています。今後、装置を構内に移送・組み立てし、2019年度初頭から排気筒の解体に着手する予定です。

11

手袋などの装備不要で移動可能なエリアを拡大
手袋などの装備不要で移動可能なエリアを拡大

現在、構内の96%は軽装備で入域・作業可能なエリアです。その中でも、1〜4号機を俯瞰できる高台や、休憩所周辺と免振重要棟を結ぶ歩道など、放射性物質による汚染の広がりがないことを確認できたエリアは、手袋やマスクなどの装備も不要で移動可能になりました。

フランジ型タンク内に貯蔵しているストロンチウム処理水の浄化処理完了
フランジ型タンク内に貯蔵しているストロンチウム処理水の浄化処理完了

フランジ型タンク(鋼材をボルト締めしたタンク)に貯蔵しているストロンチウム処理水について、漏えいリスク低減などの目的で、多核種除去設備による浄化処理を完了しました。

廃炉資料館の開館
廃炉資料館の開館

事故の記憶と記録を残し、事故を二度と起こさないための反省と教訓を社内外に伝えること、廃炉の進捗をわかりやすくお伝えすることを目的に「東京電力廃炉資料館」を開館しました。

12

1号機原子炉建屋上部にあるXブレース撤去作業完了
1号機原子炉建屋上部にあるXブレース撤去作業完了

使用済燃料プールの保護をする際に支障となるXブレース(X字型の補強鉄骨)の一部について、2018年9月〜12月に撤去作業を行いました。

2019

2

2号機オペレーティングフロアの調査完了
2号機オペレーティングフロアの調査完了

使用済燃料取り出しに向け、2018年7月〜2019年2月に原子炉建屋の上部にあるオペレーティングフロア全域の汚染状況・設備状況の調査などを実施しました。

2号機原子炉格納容器内部の堆積物への接触調査を実施
2号機原子炉格納容器内部の堆積物への接触調査を実施

調査では、堆積物の硬さや脆さを確認するとともに、堆積物に接近した状態での映像、線量・温度データなどを得ることができました。

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