2020年2月27日
- ラッシャー板前さん
- お笑い芸人
“ラッシャー板前さんと言えば「食レポ」!”。ということで、福島第一原子力発電所構内の大型休憩所の食堂で、作業員やそこで働く方たちと同じランチを食していただき、地元の食材をふんだんに使ったメニューの中からベスト3を選んでもらいました。さて、全国のおいしいものを知り尽くしたラッシャー板前さんは、どのメニューを選んだのでしょうか。
【第3位】鶏とごぼうの煮物付きかき玉うどん
うどん自体は薄味の関西風で、しっかり味のついた煮物がついていて、とてもバランスが良いですね。今はまだ外は寒いので、寒い中で作業をした後はよりいっそうおいしく感じられるのではないでしょうか。
ここがデリシャス!
かき玉うどんだけでなく、炊き込みご飯までついているのがグッド!もちろんお米は福島の広野米!ボリュームがあるので、作業員の方におすすめです。
【第2位】白菜サラダ付き牛カルビ丼
牛カルビと言いながら西洋風の丼ですね。野菜もたっぷり入っています。野菜の味付けもしっかりしていて、ご飯の量もちょうどいいですね。お米は同じく福島の広野町のもの。肉、野菜の両方が一緒に取れて、ボリュームもある。これは2位です!
ここがデリシャス!
やっぱり作業員の方にはボリュームのある丼がいいですよね。肉だけでなくサラダが入っていて健康にも気をつかっていますし。ご飯がすすむ味付けもグッドです。
【第1位】小名浜産かつおの竜田揚げとがんもの煮付け(定食B)
地元の小名浜のかつお、いいですねぇ。以前、取材にも行かせていただきました。竜田揚げというとマグロですが、かつおの竜田揚げもいけますね。それに山の幸を使ったがんもの煮付 けもついています。お米も福島の広野米で、福島らしさが活かされた献立です。
ここがデリシャス!
実はかつおのから揚げってあまり食べないんですよね。なので、地元の「小名浜のかつお」を使っているのがベリーグッドです。身もしっかり入っていて食べ応え抜群です。
惜しくも選ばれなかったのが、この2つのメニュー。
ですが、両メニューともおいしく食べていただきました。
チキンナゲットカレーと白菜サラダ
豚肉の生姜焼きともやしの磯和え(定食A)
~食レポを終えて~
福島には浜通り、中通り、会津の3つの地区があって、それぞれに土地柄を活かした郷土料理があります。日本全国でも北海道と並ぶ食文化のバラエティがある地域だと思いますね。浜通りの魚、中通りのいか人参、会津のこづゆがすぐ浮かびます。海産物、山の幸、保存食と、同じ県とは思えないバリエーションです。
この食堂はこうした福島の食材を活かして、定食2種類に、麺もの、丼もの、カレーと、毎日中身を変えて、多くのメニューを提供しているようですね。今日いただいたものも薄味から濃い味まであって、バランスが良くて、飽きのこない食事になっています。よく考えられていますね。
メインのおかずはもちろんおいしいですが、脇役も見逃せません。煮物の味はしっかりしていて、味噌汁は具沢山。しかも温かい。それが390円ですから、大満足でしょう。これでデザートがあれば言うことはありません。
温かい食事は人を幸せにします。しかも、広くて清潔な食堂で食べられる。ここでこういうおいしい食事ができるのは、驚きとともに、とても良いことだと思います。
- プロフィール
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お笑い芸人
ラッシャー板前さん1963年生まれ。千葉県松戸市出身。日本のお笑い芸人で、たけし軍団のメンバーである。芸名はプロレスラーのラッシャー木村をもじったもので、以前板前修業をしていたことに由来する。「オレたちひょうきん族」などに出演。「スーパーJチャンネル」、「朝だ!生です旅サラダ」、「ちい散歩」などテレビの旅番組のレポーターとして活躍している。
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