2017年1月12日
増田CDO※、内田所長からのメッセージ
あけましておめでとうございます。
年末年始も作業に携わっていただいたみなさん、本当にありがとうございました。
震災後6回目のお正月となりましたが、福島第一は、みなさんのおかげで設備や環境が大きく改善されました。日ごろの努力に重ねて御礼申し上げます。
しかし、残念ながら昨年末には、トラブルの公表遅れやヒューマンエラーによる設備の停止などで周辺地域のみなさまをはじめ、広く社会のみなさまに心配をおかけしてしまいました。 私たちは、帰還や復興が進む地元の方々に安心してお戻りいただけるよう、1Fを安定させること、そして1Fで行われていることを迅速にわかりやすくお伝えすることが大変重要だと考えています。そこで、福島第一で働く全員がプロとして当たり前のことをきちんと行うのはもちろんのこと、現場で何か発生したり、普段と違うことに気づいたら、すぐに復旧班長に連絡するなど、再度徹底をお願いします。
今年は、1月早々から2号機PCV内へのロボットを入れたり、3号機で使用済燃料取り出し用のカバーの組立を開始するなど、廃炉の核心に近づく仕事が増えてきます。これから30年、40年にわたってみなさんが安全・安心に働ける現場になるように作業環境の改善と基礎・基盤の整備も進めていきます。
福島第一の廃炉を着実に進め、明るく楽しい職場となるよう、福島第一で働く6000人で力を合わせて頑張っていきませんか。今年もよろしくお願いします。ご安全に!
※CDO:Chief Decommissioning Officer(廃炉・汚染水対策最高責任者)