あけましておめでとうございます。

年末年始も作業に携たずさわっていただいたみなさん、本当にありがとうございました。

震災しんさい後6回目のお正月となりましたが、福島第一は、みなさんのおかげで設備や環境かんきょうが大きく改善かいぜんされました。日ごろの努力に重ねて御礼おんれい申し上げます。

しかし、残念ながら昨年末には、トラブルの公表遅おくれやヒューマンエラーによる設備の停止などで周辺地域ちいきのみなさまをはじめ、広く社会のみなさまに心配をおかけしてしまいました。

私たちは、帰還きかんや復興が進む地元の方々に安心してお戻もどりいただけるよう、1Fを安定させること、そして1Fで行われていることを迅速じんそくにわかりやすくお伝えすることが大変重要だと考えています。

そこで、福島第一で働く全員がプロとして当たり前のことをきちんと行うのはもちろんのこと、現場で何か発生したり、普段ふだんと違ちがうことに気づいたら、すぐに復旧班長はんちょうに連絡れんらくするなど、再度徹底てっていをお願いします。

今年は、1月早々から2号機PCV内へのロボットを入れたり、3号機で使用済燃料取り出し用のカバーの組立を開始するなど、廃炉はいろの核心かくしんに近づく仕事が増えてきます。これから30年、40年にわたってみなさんが安全・安心に働ける現場になるように作業環境かんきょうの改善かいぜんと基礎きそ・基盤きばんの整備も進めていきます。

福島第一の廃炉はいろを着実に進め、明るく楽しい職場となるよう、福島第一で働く6000人で力を合わせて頑張がんばっていきませんか。今年もよろしくお願いします。ご安全に！

※CDO：Chief Decommissioning Officer（廃炉はいろ・汚染水対策おせんすいたいさく最高責任者）